健康的に不健康になりたい

青臭い事を書いても良いところ

「計算しか出来ない計算機なんてゴミですよ」

本館のBlogエントリで挙げた、
失われた身体性を求めて - elm200 のノマドで行こう!
ここの文章を読んだ時に、『日本人がコンピュータを作った!』にあった和田弘さんの言葉を思い出した。

――60年には情報処理学会を設立されています。これもハードよりもソフトへ行かなきゃという思いからでしょうか?
「まぁ、学会はね、今後そういう意見交換の場が必要になるだろうから、というので作ったんですよ。みんなが計算機学会にする、というから、情報処理という名前にしろと言ったんですよ。だって、計算しかできない計算機なんてゴミですよ。そうじゃなくて、これからは文字を含めた情報を処理させていくんだ、と。それで創立学会で『計算をしない計算機』という講演を行いました。これは情報処理学会の会報『情報処理』の一号の巻頭を飾った論文にもなりました。」
――いきなり最初に「計算しない計算機」という論文が来るとは!
「(中略) 私がそんなことをいったのは、計算機を使う数値計算の専門家が、コンピュータは自分たちの道具だよという顔をしてのさばっているのが癪だったからでもあるんです。おまえらが使う機能なんてごく一部分だ、計算なんかと関係無く処理すべきことがいくらでもあるんだぞと、そういいたかったんですね。」
――いま拝見してみると、まだコードも決まっていない段階で機械翻訳の話まで入っているところに先見の明があると思いました。当時、計算以外の情報をコンピュータで処理する考えはあったのでしょうか?
「ありませんよ。でもとにかく、計算なんてつまらない。だから計算機なんて呼ぶのはやめろ、強いて言うなら情報処理機だ、といいたかったんですね」

ちなみに、日本初のコンピュータ 真空管式 FUJIC, 日本初のトランジスタ式コンピュータETL Mark III が完成したのは同書に1956年と書かれてる。そういう時代の話。


どこかで見た話だけど、コンピュータがよりみんなのものになる為には、自分たちが自分たちの為だけのマッシーンを自作する世界、が当面の目標になるのかな。









と計算出来ない人間が申しております。